ある日曜日のこと
青空のもと何かが始まる予感…
美しい空間の中行われる
少し不思議な祝祭へ皆さまをご招待します
「デスゲーム要素を取り入れたパーティーをしたいんです」
新婦様の一言からはじまったこのウェディング
お打合せでも、あれ?今って結婚式の話をしてる…?と思うほど
たくさん作戦会議をして迎えた当日
どんな1日になるのか私もドキドキ、ワクワク
1枚目のお写真でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
今回は映画“ミッドサマー”をテーマにしたウェディングでもあるんです
↑この黄色いテントも映画を見た方なら、見覚えがあるのでは…?
どんどん完成していく祝祭の舞台
真っ白な世界に色とりどりのお花たち
ショープレートの上にはこの祝祭の参加者の証として付けていただく花冠をご用意
舞台も整い、白い衣裳を身にまとった
ゲストの皆さまも続々と到着
どんな1日が始まるのか
楽しみな気持ちと、異様な空気感に
どことなく緊張感が高まる会場内
いよいよ祝祭が開幕します
皆さまの前に登場したおふたり
。。。クマ??
何よりも新郎様の姿が気になりますよね
実は映画の中で主人公のパートナーがクマの皮をかぶせられて生贄にされるシーンがあることから、新郎様がこの姿で登場することになったんです(笑)
祝祭のはじまりは新婦様からの挨拶
そして、新婦様からの合図でおひとりずつにご用意した赤い封筒を一斉にオープン
手紙には今日の役割とミッションが書かれているんです
(役割は2種類:信者 / 異端者)
【信者の役割】
・与えられた3つのミッションを遂行すること
・参加者の中に紛れている4人の異端者を見つけること
【異端者の役割】
・異端者であることがバレないようにミッションに参加すること
(どんなミッションが行われるかは知らない)
それぞれ自分が ”信者” なのか ”異端者”なのか確認をしてもらい乾杯へ
ここからが本当のスタートです
穏やかな時間も束の間
ファーストミッションが始まろうとしています
【ミッション1:黙食の儀】
スープに口をつけた瞬間から新婦様からの合図があるまで言葉を発してはいけません
順番にスープが提供され徐々に静かになり始める会場
「え!?何なに?」と異端者1名の危うい行動はありましたが、
幸い横にいた信者もミッションの事を忘れていたらしく、セーフ…
その後はお皿とカトラリーが当たる音が響くくらい(もはやスープを飲み込む音まで聞こえてきそうなほど)の静けさに
黙食の儀に誰よりも没頭をして参加をしていたのが新婦様
一番初めに手を付け、黙食を始めたその姿に
新郎様もニヤニヤが止まりません
(スタッフも黙食中は笑い声を押さえるのに必死でした笑)
チーン!
とグラスが鳴り、黙食の儀は終了
皆さん緊張をしていたのか、この合図をきっかけに一気に安堵の表情になり、あちらこちらから笑い声が
そして参加者同士ではじまる異端者探し
そう、この祝祭の勝者には最大現金4万円がゲットできるチャンスがあるので、皆さん本気です
ずっとミッションが行われているわけではないので
美味しいお料理を楽しみながら、お写真タイム、ご歓談…とパーティーが進んで行きます
そして迎えるのは
【ミッション2:祝辞の儀】
自己紹介とともに新郎新婦に格言や名言、詩の一節を贈ってください
信者の皆さまには招待状をお送りする時点で「こういうミッションがあるから考えて来てね」とお伝え済み
初めの異端者は3番目に順番が回ってきます
果たして2人話している間にこのミッションに気が付くのか、、、
見事!!!!
私が思わず拍手を送ってしまいそうになるくらい自然なお祝いの言葉に
ゲストの皆さまも大盛り上がり
おふたりと打合せをしている段階の予想だと、ここでボロが出てきてバレそう…とお話をしていたのですが、異端者の4名が何の疑いもされないくらい完璧に役割を果たしてくれました
さあ、ミッションはあと1つ
信者は異端者を見つけ出すことはできるのでしょうか?
【ミッション3:乱舞の儀】
マイムマイムの曲が流れたら、ガーデンのメイポールを囲んで踊りましょう
全員での集合写真を撮影するために、皆様をガーデンにご案内
集合写真を撮影中にあの曲が突然流れ始めます
~ ♪ ♪ ♪ ~
一斉にメイポールの周りに集まり踊り出す
その光景は今も鮮明に思い出せるくらい
中でも衝撃的だったのは、異端者の1人が信者の誰よりも上手に踊っていたこと
(信者の皆さまには事前に練習をしてもらっていたはずなのに…笑)
全員で踊り狂う、まさに乱舞の儀でした
そしていよいよフィナーレ
異端者の投票&発表
怪しいと思う人に聞き込みをしたり、みんなで相談をしたり
信者と異端者勝つのはどちらなのか、、
結果は異端者の勝利*
信者のおひとりが異端者4名中3名を当てるという大健闘だったのですが、
さすがは新婦様から任命された異端者の皆さま
次から次へと起こるミッションをこなし、見事勝利を手にされました!
役割を十二分に果たしてくれた異端者の4名に拍手!!
これにて祝祭は幕を閉じます
とにかくワクワクすることが大好きで、とんでもない発想をもっている新婦様と
やりたいことを何でも受け入れてくださる優しい新郎様
そして全力で、本気で楽しんでくださったゲストの皆さま
ワクワク、ドキドキがとまらない
この先忘れることのできない1日になりました
皆さんにとっても記憶に残るそんな日になっていたら嬉しいです^^
いつまでもおふたりらしく、お幸せに*
Produced by Ami Takehara