WEDDING REPORT

Ten to Sen

さあさあ、このふたりをご紹介するときがきました

初めてお会いした日から、当日まで、またそれ以降も、おふたりとの想い出が絶えません

このレポートでお伝えしきれるかしら?

濃くて、楽しくて、面白くて、クリエイティブな…そんな1日のスタートです

初めてお会いしたのは結婚式をする約1年前

前日の飲みすぎが良くなかったようで、ご相談には新婦様お一人で来てくれました(笑)

ご見学からご参加の新郎様、「あ、ご無沙汰してます~」と仰る新郎様に思わず

「いや、初めましてです。(笑)」とツッコんでしまったのを覚えています

そんなおふたりとの打ち合わせは、あーでもないこーでもないと

たくさん悩んで、相談して、試して、修正して、を繰り返し出来上がったのがこの日でした

 

当日は朝から元気いっぱい

緊張も全く見せないおふたりに、私もいつものようにお話して

お荷物確認しておふたりともお仕度へ

お仕度が整えば、待ちに待った新郎へのお披露目ファーストミートを

おふたりらしいお披露目の瞬間になんだかみんなでほっこり*

そこからは綿業会館内での撮影へ

ひとつひとつの建物の美しさをかみしめるように撮影したおふたり

凛と立つおふたりとカメラマン雷太さんの写真との相性がピッタリで

親族集合写真もひときわかっこよく撮影してくれました

そのころ、会場の準備もばっちりと

ひとつながりを表現できればとテーブルの長卓の長いテーブルに

テラコッタのランナーをアクセントに

なかなかしっくりくるランナーのカラーが見つからず

おふたりが布屋さんを回って見つけてきてくれました

挙式では大切で大好きなみなさまに見守られて

緊張を隠し切れず終始そわそわしていたお父様と

優しく温かい笑顔でヴェールダウンをしてくれたお母様

誓いの言葉はおふたりの尊敬する先生から

リングボーイ&ガールもお子様がしっかりとつとめてくれました

結婚式のコンセプトは3人でプレゼン大会を開催しました

コンセプトに掲げたコトバは違えど、本質は3人とも同じことを思っていて…

なんだ意思の疎通完璧じゃん!と盛り上がったことを覚えています(笑)

建築のお仕事をされているおふたり、だったら何か「線と点」で表したいなと

それぞれ、点同士の繋がりが新郎新婦をきっかけに線として繋がり、やがて大きな円になればいいな

そんな想いがのせられこのコンセプトになりました

 

受付装飾はまさに建築家のおふたりのこだわりがいっぱい

どんな装飾もシンメトリーに、そして一直線が描かれるようにセッティング

照明にもこだわり、受付スタート時には館内の照明は消し、おふたりが持ってきたライトのみに

私たちも普段と違う綿業会館に、なんだかドキドキワクワクしました

ここもおふたりのこだわりの1つ、“展示”です

もちろん展示も横一線まっすぐにしたお写真を飾り

ゲストの皆さんにも過去を振り返ってもらう時間

さて、ここからいよいよパーティーです!!

ふたり色が出すぎている入場をご紹介(笑)

入場前からキメ顔を見せてくれるふたりに緊張は一切見えません

さあ、いよいよ入場と会場に入ってきたと思いきや

次の瞬間まさかの決めポーズ!!!

予定していなかったポージングに、私も驚きと笑いが止まりませんでした

さすがだな…と、なぜかふたりに負けた気がして、なぜか悔しかった…(笑)

お打ち合わせのときから「達人を呼びたい」と言っていたふたり

居合切りの達人!→危ないからダメです×

芸人!→現実的に来てもらえないだろう×

ジャグリング!→なんかインパクトに欠ける…×

「じゃあ、新郎さんが達人技を極めれば?」この私の発言から始まったこの演出

やるからには本気で!!ここから大人の悪ふざけがスタート

衣裳に、達人技用の道具、練習時間、音楽、結婚式の準備と並行に頑張ってくれた新郎さんに感謝です

本番では予想以上の出来栄えと、ゲストの方たちの反応

本気で何かを成し遂げるって最高だな…と感じさせられる瞬間でした!

新郎の技もお披露目し、お食事がスタート

乾杯の時は六甲おろしをかけたかったけど、阪神が優勝できなかったから…と別の曲を選曲

大の阪神ファンのこの方にだけ、特別使用の乾杯曲を◎

ウェディングケーキは新婦の大親友が作ってくれました

ファーストバイトでもこれでもかっ!てくらいの大きいひとくち

ひとつひとつがふたりっぽくっていい笑顔

再入場前に、ふたりの友人から三味線の演奏、からのそのままおふたりも入場!

三味線の音がこんなにも響き渡るものだとは知らず、音色とばっちりの装いでした

もちろん、和装に合う演出も忘れません

和装だけど、楽しく遊び心のあるものは…?羽子板じゃん!

新郎新婦も交えた、羽子板大会を開催決定

羽子板をするラケット?は選べるように

普通の羽子板と小さい羽子板、そしてふたりっぽさをと、建築で用いられる羽子板ボルトも準備

新郎さんは特別使用の特大羽子板で対戦です

負けたチームには、お正月の羽子板と同じくお顔に落書きを(ちゃんと水で消えます笑)

本来の羽子板でお顔に墨を塗るのは、失敗した人の願いが消えてしまわないように…だそうですよ!

そして、優勝はまさかの新郎新婦!!準備した景品もご自身が持って帰られました笑

後半は大好きなご家族やご友人様とのお時間を

サプライズでいただいた新婦友人からの映像に涙されるシーンも

結びでは大切なご家族に向けた感謝のお手紙

両家代表謝辞の新郎のお父様からのご挨拶に、新郎さんも涙を

ここでふたりから伝えられる想いもあれば、親御様からの想いも受け取れる

結婚式ならではの素敵な瞬間だな…と、このお仕事を始めて何年経っても思います

そんな感動的なシーンが会場内で開かれている中、展示では

当日に撮影したチェキと総入れ替え!!

チェキ係を引き受けてくれたゲストの方のセンスがピカイチ

お帰りの際も展示を楽しんでいただける仕組みに

おふたりと出会って私もたくさんのことを学ばせてもらいました

人を楽しませたいという気持ち、大切なこだわりの表現、そして大人の本気の悪ふざけ笑

おふたりとだったからこそ、叶えられたのだと思います

当日サプライズの私へのドッキリも忘れません笑

(私を驚かせるためだけに、新婦のお父様がギターを持ってこられました)

(急遽演奏が追加だ!とバタバタする私を見たかっただけだそうです笑)

これからも大好きなおふたりのと“繋がり”は途絶えることなく続けていきたいです*

Produced by  Kanon Tsuji / 辻 花音

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