ふたりとの始まりは、前撮りから。
ご新郎様の生まれ育った和歌山の地での撮影。
かつておじい様がご結婚された際に撮影された雰囲気を再現して
モーニングと黒の振袖での撮影を行いました。
実はこの撮影、
おじい様が大変喜んでくださっていたようで
屏風や撮影のご準備もすべておじい様が率先しておこなってくださったそう。
ご自宅での撮影はご家族がとってもすてきな方々で、
私たちまでおもてなしをしてもらってしまって…
こんなあたたかい家庭で育ったんだなぁ・・・と直に感じることができるのがとっても嬉しかったです。
いつもと同じ景色も、普段着る服装と違うだけでちょっと特別な雰囲気に。
それがとっても素敵でした。
そして、迎えた結婚式当日。
場所はレトロ建築がお好きなご新郎様のご希望で大阪倶楽部に。
この日も良いお天気で。
差し込む光と、タキシードとドレス姿のおふたりがとっても素敵でした。
今回のご結婚式は大切な家族と、仲の良いご友人様を招いてのパーティー。
なのでいつもの大阪倶楽部とはちょっと違う使い方をご提案。
広々と、4階のホールを挙式会場にしました。
ちょっとの緊張と、
知っている人がたくさんいる空間に嬉しい気持ちと緊張が混じります。
ふたりのことを思って話すと、
ゲストの皆様もとっても嬉しそうで。
こういう瞬間が結婚式をまじかでみれるからこそだなぁと。
パーティーは2階のレストランにて。
ひとつのテーブルをみんなで囲むように。
パーティーというより、「みんなで美味しいごはんを食べる」そんな時間に。
ブーケに合わせて会場は深めの赤をモチーフに。
ウェルカムスピーチはおふたりから。
おふたりともお話上手でして。(笑)
皆様の緊張も緩んでアットホームに始まります。
せっかくなので、ゲストの紹介もおふたりから。
一番近い存在のおふたりからの紹介なので、皆様も興味津々。
会食って…時間持ちますか?と、聞かれることも多いのですが
この日は本当に皆様楽しそうで。
ほどよくみんなで酔っ払って、なにも気にすることなくお食事をお楽しみいただいておりました。
結婚証明書はおば様が書いてくださったイラストに。
皆様からメッセージを書いていただきました。
イラストがすごすぎて…!
できました!と見せてもらったこのイラストに驚いたのを思い出します。
結びは親御様へ花束を。
そして、
結びのご挨拶。
新郎様がおっしゃられた言葉
どうして、結婚式をやろうと思ったかということ。
それは新郎様が昔、友人のお母様から言われたことでした。
「結婚式はね、ぜったいにやらないとダメだよ。
だってね、自分たちの為にたくさんの人が時間とお金をつかってふたりの為に来てくれる
これから過ごす夫婦生活の中で、
そういえばそんな1日があったな
そうやって思い出すことができるから
だから結婚式はやらないとダメなんだよ。」
この謝辞は今でも私の中でも残っている挨拶でした。
あの言葉とともに子の結婚式の1日が
おふたりにとってかけがえのない1日になっていますように。
Produced by 鳥井 麻未/ Asami Torii