はじめてお二人とお会いしたのは年の瀬迫る2015年年末のこと。
最初にお伺いしたご要望は、
「やっぱり日本の結婚式っていいな…そう感じるような、温かく本物の和の結婚式をしたい」
という、ずっと京都で学生時代を過ごされたご新婦様のまっすぐな想い。
そこから一緒にお二人にピッタリな「和の結婚式」作りが始まりました!
もちろん選ばれたお衣裳は、紋付袴に白無垢。
朱のラインが入ったデザインがモダンでとっても素敵。
そしてこの日1つ目の奇跡が起こりました。
お花が大好きなご新婦様。
お打合せの際に、「どこかで自然の季節の花が咲いていれば嬉しいけど…」
そうぽろっとこぼしていらっしゃいました。
しかし日程は3月21日。
う~ん…梅には遅いし、桜が咲くには早い気が…とみんな諦めかけていたのですが、
当日会場の真ん前には、なんと早咲の桜が!!
まさかこのタイミングでこんなきれいな桜に出逢えるなんて!
お二人のパワーが起こす奇跡にびっくりした1回目でした。
さぁここから、神社にみんなで移動…
このお二人の幸せそうな笑顔に、もう既に心はウルっときながら、
気を引き締めてみんなで出発です!
京都の早春の景色を眺めながら到着した先は…
【上賀茂神社】
お二人のご要望をお伺いしながら、おススメさせて頂いたのですが、
お二人もとっても気に入って頂き、即決!
何よりも上賀茂神社は目には見えないピンと張りつめるような空気があって、厳かで、
「本物の日本の結婚式」と仰ったお二人のイメージにピッタリだと思ったのです。
そう言えばお二人と上賀茂神社に下見に来たのは12月末の本当の年の瀬(笑)
色々な思い出がいっぱいです。
そしてこの日2つ目の奇跡が、この青空。
雲一つないとはまさにこのことで、太陽に照らされてもなお真っ青に輝く空。
空からの祝福が降り注いでいました。
重要文化材である「細殿」で行われた神前式。
心が清められていくような瞬間でした。
お式の後は境内でたっぷりとみなさんとお写真撮影を楽しんで、
披露宴会場へ移動!
おススメの会場を…とお任せ下さったので、
「本物」「和の心」というところに繋げて、
室町時代に創業した中村楼の一角、ランベリー中村楼をご提案させていただきました。
二人を見てもらうだけの披露の時間ではなく、
ゲストの皆様一人ひとりと一緒に過ごす時間、
家族に想いを伝える時間を何より大切にされたお二人。
そこには「皆に楽しんでもらいたい」そんなお二人の想いが溢れた、
温かい空間がありました。
年末にスタートして3月21日までの4か月弱、
本当に考えに考え、悩み抜いて皆様へのおもてなしのカタチを準備してきたお二人。
その想いが全て伝わった一日になりましたね。
本当にプランナーを信じて任せて下さったお二人。
そのおかげで2人3脚でこんなにも素敵なご結婚式をお手伝い出来たことを、
本当に感謝しています。
お二人との出会いに感謝を込めて…。
ウェディングプランナー 兵庫裕美