十日夜とは旧暦10月10日(新暦11月10日)に秋の収穫を祝い翌年の豊穣を祈る祭事です
秋の恵みとおふたりの縁を祝い これからの幸せを祈る「十日夜婚」
そんな秋の実りを存分に楽しんでもらえますように…
おふたりがご結婚式会場として選ばれたのは京都の仁和寺の近くにある「旧邸御室」
御室に佇む、由緒正しい郊外邸宅建築です
築80年の郊外邸宅建築が当時の美しさそのままに残されており
数寄屋造りの邸宅に足を踏み入れると、昭和初期の風情そのままの世界が広がっています
大広間の広縁の先に広がるのは四季折々の情緒を魅せる日本庭園
この日も綺麗な紅葉が彩っており秋を感じさせてくれました
保存状態が良い旧邸御室は、主屋・土蔵・茶室双庵・茶室御待合所の5ヵ所が有形文化財に登録されています
当日の朝、到着したおふたりとの確認時間すら、絵になる建物にカメラマンのシャッターがおります
早速お仕度スタート!と思いきや、新郎さんにはひとつ作業が…
せっせか、せっせかと作業をする新郎さんになんだかほっこり笑
入ってすぐにある茶室では、おふたりこだわりの展示物がお出迎え
お打ち合わせのときから「ガラクタが家にいっぱいあるんです!」と言っていたふたり
ガラクタとおっしゃっていたものはどれもおふたりとっては思い出深く大切なもの
キャプチャーも準備してくれ、ゲストの皆様も興味津々でした
中には、夏に一緒に撮影しに行った前撮りの写真の展示も◎
おふたりのこだわりがたっぷり詰まった制作物です
さて、そろそろおふたりのお仕度も仕上がる時間帯
和装のお着付け風景もチラ見せ(笑)
日本ならではの良さがたっぷり出た写真たち
ちらちらと垣間見れるおふたりらしいお茶目な写真もお気に入りです*
パーティー会場内にも「十日夜婚」を
色味・果物・装花からも秋を感じてもらえるように細部までこだわりを
ウェルカムドリンクもこの邸宅に合う緑茶をグラデーションで
挙式は京都にある文子天満宮さんにお越しいただき神前式を
歴史ある日本庭園で行う神前式はどことなく神秘的で特別な時間に
友人の方にも神前式にご参加いただくことは少なく「貴重な体験でした!」と
神前式の良さを感じてもらえる時間に
いよいよパーティーのスタートです
お料理にもしっかりこだわりを
旧邸御室の雰囲気に合わせて和食のフルコースを
京都らしさも取り入れ、京野菜のおばんざいや生麩・湯葉を使用したり
スープに酒粕を入れたりと日本食を楽しんでいただける工夫を
新郎友人からは友人スピーチの代わりに漫才を披露
しっかりとおふたりに合わせたネタをご準備されており、ご親族様からも爆笑をかっさらってました(笑)
パーティーの後半戦では、「秋の収穫」体験を
大きく広がった日本庭園を楽しんでほしい、みんなに収穫をしてほしいと
日本庭園内にそれぞれ個性ある引出物をちりばめました
ゲストの方にはどこにどんな引出物が隠されているかを示した地図を
想像以上に楽しんでくれているゲストにおふたりも思わずにっこり^^
引菓子・縁起物は室内の茶室に並べ、お好きなものを選んでいただきました
収穫祭を楽しんでいただいたあとは、大阪出身の新郎こだわり阪急百貨店の地下にあるミックスジュースを
おふたりをイメージしたキャラクター付きカップで皆様にもおすそ分け
お供は天満橋にあるケーキ屋さん「Masahiko Ozumi Paris」の座布団モンブラン!
実はこちらのお店のパティシエは新郎さんの友人なんだとか
とても可愛くボリューム満点のモンブランで、ぜひご覧の皆さんもごひいきに◎笑
あっという間に結びの時間
親御さまに向けた溢れる感謝の想いを伝えます
お披楽喜前には縁側で全員集合写真も
お披楽喜後は紅葉が生い茂る庭園での撮影も
日が暮れてくればライトアップされ、また違う顔を見せてくれる庭園に佇むふたり
お時間ギリギリまで撮影をさせていただきました
おふたりとは関東と関西という遠距離の中準備を進めてきましたね
初めてお話したとき、なかなか希望に合う会場がなく、会場探しからスタート
そんな中おふたりが見つけてくれたのがここ「旧邸御室」でした
見学の際に色んな会場を一緒に回りましたが、3人とも満場一致で「旧邸御室にしよう」と
気持ちが1つになったことを今でも覚えています
建築家のおふたりは大切な試験もある中、結婚式の準備も妥協せずギリギリまで頑張ってくれたからこそ
思い描いたもの以上の1日になりました*
ユーモアとセンス溢れるおふたりの幸せをずっとずっと願っております*
Produced by Kanon Tsuji / 辻 花音