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オリジナルウェディングをプロデュースする
WEDDING DESIGN LAB(ウェディング デザイン ラボ)です
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ついこの間のお話を通して、どうしても「これは皆様にお伝えしたい」とただ想いを綴る。
今回はそんな企画です。

背景もご希望もさまざまなお二人と日々お話をする私たち。先日、こんなご相談がありました。
「結婚式、なんか違う気がしていて…」
その言葉に至るまでの道のりを伺うと、決して“何も決まっていない”わけではありませんでした。
むしろ、たくさん調べてきてくださっていて。
いろんな情報を見て、お話を聞いて。
ご友人や周りの方にもお話を聞いてくださっている。
それなのに”どこかしっくりこない。”
大きな不満があるわけではない。
どれも素敵で、「それでいいんじゃない?」と言われれば、そんな気もする。
でも、なんか違う。理由はわからないのだが・・
その感覚を抱えたまま、気づけば「結婚式って、本当にやったほうがいいんだっけ?」そんなことも考えてしまう。
もしかしたら、この記事を読んでくださっている中にも「その気持ち、すごくわかります」と感じている新郎新婦さまがいらっしゃるかもしれません。

お話を聞いていて感じるのは、決して“考えていない”わけではないということ。
むしろその逆で、ちゃんと考えている。
親御さんの意見も聞いている。
周りの結婚式も見てきている。
「みんなが集まれるから」
「一生に一度だから」
「やること自体が節目になるから」
理由も、ちゃんとある。
それでも、その言葉を重ねるほど、自分たちの気持ちが少しずつ遠ざかっていく感覚もある。
前向きになるはずだった結婚式の話なのに、考えれば考えるほど、ちょっとずつしんどくなっていく。
その状態で「結婚式をやらない選択もありなのかな」と考え始めるのは、とても自然なことだと思います。
ただ、この「なんか違う」という感覚は、本当にネガティブなサインなのでしょうか。
私は、そうは思いません。
たくさん考えているお二人は、迷っているわけでも、決断力がないわけでもなくて、
ちゃんと向き合っているからこそ、一度立ち止まっているだけ。
そう感じるのです。

例えば、あるお二人は、「結婚式はやるもの」だと思って準備を始めていました。
けれども、実際に1日過ごすことを考えてみると、ご家族・ご親族とお友達が「それぞれ置いて行かれる気がする」と日に日に、違和感が増していきました。
そこから改めて、「私たちは、どんな時間を大切にしたいんだろう」と考え直した結果、大人数で盛り上げる一日ではなく、それぞれのご家族ご親族とご友人にそれぞれでのお時間を設けて、大切な人たちとちゃんと会話ができる時間を中心にした結婚式を選ばれました。
▶それぞれとの時間を大切にし、想いを交わす”tsunagu”

また、別のお二人は、親族も友人も招くことは決めつつ、演出を増やすことよりも「誰も置いていかれない空気」を一番大切にしたい、と話してくれました。

さらに「結婚式はしなくていいかも」と感じていたおふたり。
けれども、ウェディングドレス姿を見せないことは親御様を「がっかりさせるのではないか?」と心配していました。
自分の思う気持ちと周りの求める現実は違くて悩むことも。そんなお二人は撮った写真を見せる時間を作ったのです。
ゆっくりとお写真を振り返る時間が温かいものになったとお話もお伺いしました。
・
皆様、最初からその形を目指していたわけではありません。
「なんか違う」と感じたからこそ、一度立ち止まり、考え直した結果、自然と辿り着いた形でした。

だからこそ、「結婚式、なんか違う」と感じることは、たくさん考えて向き合っているからこそ、生まれる感覚なのだと思っています。
むしろ、自分たちの価値観がちゃんとある証拠。
無理に前向きにならなくていい。
無理に答えを出さなくてもいい。
考えるのをやめたくなるくらい悩んだっていい。
その違和感の裏には、まだ言葉にできていない大切な価値観がいっぱい詰まっています。
そして、その違和感こそが、今この記事を読んでくださっている新郎新婦さまの唯一無二の価値観なのではないでしょうか。

結婚式について考え始めたとき、一番むずかしいのは「やる・やらない」を選ぶことではなく、本当に心から「やってよかった」と思える形を見つけていく過程なのだと思います。
つまり、自分たちの気持ちを自分たちの言葉で整理すること。
「なんか違う」という感覚を、誰かと一緒に言葉にしてみることは、少し勇気のいることかもしれません。
もしかしたら、大きく前に進むための一歩になることもあります。
「結婚式は100組いれば100通り。」「もっと自由に。もっと意味深く。」
WEDDING DESIGN LABが掲げているこの言葉は、ただ個性を出そう、という意味ではありません。
見えない想いを言語化し、すっきりと整理していくこと。
新郎新婦さまの数だけ“その人たちなりの正解”があると信じて、日々お手伝いをしています。
お二人の最適解は、お互いの想いを話し、それを混ぜ合った先にきっと見えてくるもの。
もし、少しでもお力になれることがあれば、いつでもご相談くださいね^^
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