小さな幸せに気づくウェディングストーリー

2015.11.23

WeddingDesignLabのブログをご覧の皆様、こんにちは☆

WeddingDesignLabの相談カウンターのある蔦屋書店では、
沢山のウェディング本が販売されています。
情報誌、洋書、作品集などなど…沢山の本が収めされている書棚の中に
数冊ではありますが、こんな本があります。

ウェディングプランナーや新郎新婦、結婚式での実話が綴られた1冊です。
どれもとても素敵な人が人を想う気持ちが描かれています。

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そこで本日は実際に私がご担当した新郎新婦様の
小さな幸せに気づくウェディングSTORYをご紹介します。

*兄と妹*

新郎新婦様は共に東京在住。
お打ち合わせにお越し頂いたのは、1回のみでした。
ほぼ1日がかりでお打ち合わせをした後は、毎日のメールのやりとり。
お二人と私が当日までの約4か月の間で、やりとりしたメールの数は約400通。
ほぼ毎日、チャットの様にメールのやりとりしていました。

そんな中、新郎様から1通の相談メールが。。。
実は、妹と10年会話をしていないんです。
喧嘩ばかりしていて、年頃でなんとなく距離が出来て
自分が上京したこともあり、そのまま10年も経ってしまった。
兄として僕が歩み寄り、関係を改善したいんですが
何か方法はありますか?

様々なご提案をさせて頂きましたが、
新郎様が選ばれたのは、妹様と腕を組んで中座をする。というものでした。

妹様にはもちろん秘密。
中座の時がやってきて、司会者が名前を伏せたまま
これまでの経緯、新郎様の想いをアナウンスしていきます。

名前を呼ばれた妹様は、かなり驚かれ
妹様を待っている新郎様は、涙が止まりません。
そのままお二人は会話をせずに、中座。

ただ、扉口を出て2人きりになった時
妹様が新郎様へ一言。ありがとう。と。
新郎様も、今までなんかごめんな。と。

涙ながらのお二人の会話はそれだけでしたが、
家族だからこそ、その一言ずつの言葉で充分でした。

その後、お二人の結婚式からしばらく経ちますが
来年のお正月は実家に帰って、妹と飲みに行きます。
と新郎様がご報告してくださいました。

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結婚式でプランナーができることは何もありませんが
ずっとそこにあったものに気づく為のきっかけ作りを演出すること
は出来るのかもしれないと思ったウェディングでした。

人が人を想う気持ちを形にするのが、結婚式です。
それに、規模や場所は関係ありません。
素敵な結婚式を挙げるカップルが、1組でも増えることを願っています。

ウェディングデザインラボのウェディング実例にも
沢山の素敵なストーリーが詰まっています。是非、ご覧ください。
http://weddingdesign-lab.jp/report/