引出物 由来と地域性

2015.08.26

いつもWeddingDesignLabウェディングデザインラボ
プランナーブログをご覧頂き誠にありがとうございます。

台風が通り過ぎ、大阪は穏やかな1日です。
そんな中、結婚式を控えられたあるご新婦様のお父様が
ご質問があってご来店いただきました。

大切な娘様が関西ではない場所にお嫁に行かれるという事で、
結婚式のことでたくさんの不安があったご様子でした。
新郎新婦様と同様、親御様も不安があって当然です!
プランナーとしてわかる範囲ではございますがお答えさせて頂きました。

新郎新婦様のみならず、親御様やご友人、2次会の幹事さんなど
結婚式に関わることで不安がおありの方々はお気軽にお相談にいらっしゃってください。

さて、お父様とのお話の中でお引出物のお話が少し出ましたので
ご紹介しておきましょう!
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●『引出物』の由来は・・・?
 平安時代にさかのぼります。
 平安時代にも行われていた結婚式。結婚のお披露目はいつの時代も行われていました。
 お披露目ですので、もちろんご招待客もいて、お帰りの際にはお礼の品をお渡ししておりました。
 その品、というのが、『馬』だったのです!
 『馬』を庭先に引き出してお披露目してからお渡ししていた…というところから
 『引出物』という名前になったそうです。
 さすがに、現代で『馬』はお渡しできませんので、お品を渡すのが主流となりました。

●引出物 地域性の違い
 関西の出身の方は、関西での結婚式
 首都圏にお住いの方は、首都圏での結婚式 に参列することが
 多いのではないでしょうか?

 引出物は、全国ほぼ共通です。
 ただ、地域によっては、金額や商品、個数が異なる事があります。
 結婚式するお相手の地域をよく確認し、引出物も確認してみましょう!
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 例えば…
 ①北海道、東北地域
 200名以上お招きして、会費制の結婚式が多く行われます。
 引出物は、1000~1500円くらいの商品が多いと言われています。

 ②秋田・山形県
 昔から寝具を引出物に用意することが多く、結婚式前に自宅へ郵送されることもあるそうです。

 ③新潟県
 引出物の1部に『松の葉』をつける。新郎新婦の名刺代わりになるそうです。

 ④富山県
 鯛・鶴・亀・富士山などをかたどったかまぼこを入れるのは有名なお話。

 ⑤滋賀県長浜周辺
 『おちつきぼたもち』を入れる

 ⑥香川県
 嫁入り菓子『おいり』お米で作ったカラフルなポン菓子を挨拶代りに同封する

などなど、地域によって、お渡ししないといけないものや、昔から決まったルールがあります。
結婚式場が決まって打合せまで少しお時間がある新郎新婦様が多くいらっしゃると思いますので、
お時間があるうちに、自分の、お相手の生まれ育った故郷の事を調べてみるのも
良いかもしれません。
ご結婚されてから、必ず役に立ちますから(笑)

引出物のお話、御心づけのお話、披露宴の演出のお話、
今日は花嫁を送り出すお父様のお気持ちをお客様とお話させて頂いて
ほっこりする時間を過ごさせて頂きました。

そんなあれこれにウエディングデザインラボ カウンターではご相談にのらせて頂きます。
お気軽にお越しください。