“クロノスタシスって知ってる?
時計の針が止まって見える現象のことなんだよ”
大好きな音楽を通して出逢ったおふたり
そんなおふたりと私の出会いは結婚式の2年以上前でした
時間をかけて、ひとつひとつ大切にしながら結婚式を準備したい
そんなおふたりと季節を共に過ごしながら創りあげたウェディング
おふたりと共に選んだコンセプトは、
“クロノスタシス”
おふたりが大好きな曲目のタイトルでもあり、
「時計の針が止まって見える現象」にちなんで、
時が止まったように、今日のこの時間を楽しく ゆったりと 自然体で共に過ごしたい
そんな思いを込めて決めたコンセプト
キーワードには、
“時計” “音楽”
を用いたのですが、
この演出が後に奇跡を起こしてくれることになりました
迎えた5月の当日は見事な五月晴れ
キラキラと輝く春の光に合わせて選んだカラーは、
オーダーメイドのカラードレスと同じく鮮やかなブルー
ウェディングドレス・カラードレス共に、ご新婦様がオーダーメイドでお願いしたのは、
仕立て屋 タケチヒロミさん
ご新婦様のスタイルにぴったりと合ったデザインに、
ドレスに合わせた小物まで
オーダーメイドならではの着心地の良さ、自然な美を引き出すお衣装
まずはお集り頂いた皆様に、今日の想い・コンセプトを伝えるためにリーフレットも作成しました*
そして、最初からのご希望だった、春の暖かい日差しと緑の下迎えた挙式
ここでどうしてもやりたかったことのひとつ!
大のカープファンのおふたり。
広島ご出身のご新郎様と過ごす中で、ご新婦様もすっかりカープ女子になられたんだとか。
お打合せでも、試合結果でテンションが変わってくる…そんなお話もされていました(笑)
だからこそ、みんなでやりたかったジェット風船!
挙式の証人としての祝福の拍手…の代わりにジェット風船をして頂きました。
本当は全部真っ赤でも良いんだけど…
ここは大阪だし、黄色もいるかな?オレンジ派もいるかな?ということで、
おススメは赤=カープだけど、他のカラーもご用意しました(笑)
ここからは、ガーデンでのカクテルパーティー
今日のウェディングは、ゆったりと、心地よい風と笑い声と共に、
みんなで過ごすウェディング。
今回「こんなアイデアはどうでしょうか?」とご提案させていただいたことを、
いっぱい取り入れてくださり、すべて形にするデザインは自分達で…とがんばってくださったおふたり。
そのうちの一つが「時間」にちなんでご提案した砂時計
エスコートカードも兼ねて、小さな小瓶に入れて、お一人ずつにご用意しました。
皆さんに砂を入れていただき、少しずつ時間を重ねていく砂時計
パーティーはとにかく自然体で ゆったりと過ごせる時間に…
嬉しいけど、ちょっと恥ずかしい
でもこんな時間はいつぶりだろう?
こうやって一つひとつの演出にも、こんなにも喜んで下さる人がいる
一緒に考えてきた結婚式の1シーンごとの意味が見える瞬間
ゲストの皆様にもご協力いただいた砂時計
この演出をお話した際に、「この完成した砂時計を使って、これからの生活の中でどんな時間を過ごすのか考えてほしい」
そう私からお願いしました。
悩み抜いて考えてくださったおふたりの答えは、ちょっと意外なものでした。
「よく喧嘩をするふたりだから、どちらかがこの砂時計をスタートさせたときには、砂時計が終わるまでには仲直りをしよう」
この素敵すぎるお答えに、これからのふたりの生活が少し見えたような気がしました*
そして陽も傾き始めたころ、ガーデンへと皆様をお誘いしての、デザートタイム
ケーキ入刀の演出は恥ずかしい…と行わなかったのですが、
リクエストに応えて自然と始まったファーストバイト(笑)
心地よい夕方の風がそよそよと感じられる中始まったのは、
“音楽”を通して出会ったおふたりらしく、LIVE♪
実はおふたりが普段からお好きなアーティストさんにお願いをし、演奏をしに来てもらうことが出来たんです。
風の様に自然と届く伸びやかな歌声に、初めてのゲストの方もノリノリに!
おふたりにとっても最高のプレゼントになりました。
そして迎えたお開きの時間に起こった奇跡…
クロノスタシスのテーマにちなんで、ご用意したお席札は時計型のデザインで、
時計の針が指していたのは5月12日にちなんだ、5:12
そうおふたりが退場したその瞬間、実際の時計の針が指していたのは5:12
素敵なサプライズに、会場からも驚きの声が上がった瞬間でした*
2度巡る季節をご一緒しながら、本当にたくさんの想いを伝えてくださったおふたり
当日見せてくださったおふたりの笑顔と、ゲストの皆様の笑顔
そして春の風に乗って届けられる素敵な音楽と笑い声は、私にとっても何よりものご褒美でした。
ずっとずっと、大好きな音楽と共に、素敵な「時間」を共に過ごしていってくださいね
本当におめでとうございました*
Produced by Hiromi Hyogo