澄んだ空気に包まれた 冬の朝
街の景色もどこか違って見える特別な1日のはじまり
母校と同じヴォーリズ建築での結婚式がしたいんです
そんなお話しからはじまったおふたりとのご縁
選んだ会場は 大阪・北浜の街角に佇む『浪花教会』
明治・大正時代に活躍した建築家 ウィリアム・メレル・ヴォーリズの事務所が設計に携わった、歴史ある建物のひとつです
”教会”とひとことで言っても、その雰囲気は本当にさまざまなんです
浪花教会のもつ厳かさと それを包み込むようなあたたかい空気感は
ご家族だけで執り行う少人数の挙式にぴったり
重厚感のある厳かな外観に
一歩踏み入れるとステンドグラスのやわらかな光がさしこむ聖堂
大阪のオフィス街にいることを思わず忘れてしまいそう…
大切な記憶を重ねてきた本物の教会で
ご家族に見守られながら静かにあたたかく進む誓いの時間
お子様も緊張しながら 一生懸命参加してくれました
夫婦として新たな一歩を踏みだす
そんなひととき
挙式後は 待ちに待ったお食事の時間
「また大阪に来た時に訪れたくなるようなレストランで結婚式がしたい」
そんな想いに寄り添ってくれたのは ミチノ・ル・トゥールビヨンさん
あたたかくも洗練された福島のレストランです
この日のために用意してくださった特別なコース料理は
おふたりの大好きなワインとの相性も抜群
品のあるお店にあわせて
テーブルを彩るお花もクラシカルに、上品に、がキーワード
実は挙式で登場したリングピローも 会場の色味にあわせて新婦様が手作りした力作*
結婚式の準備期間、おふたりはそれぞれ台湾と京都にお住まい
お仕事をつづけながらの準備は距離や時間の壁にぶつかることも少なくなかったはず
それでも遠方から来てくれる家族に心から楽しんでもらえるように、と
招待状やギフトなど アイテムのひとつひとつにも心をこめて準備をすすめてきました
だからこそ 当日おふたりを中心に家族の和が広がって
思わず笑みがこぼれたり なつかしさに胸がいっぱいになったり
そんなおだやかな時間をみんなが楽しんでくれている光景が
とっても、とっても愛おしかったです
新婦様がこれだけは!とリクエストしていた紅まどんなを使ったウェディングケーキ
ちょうど旬を迎えるかどうか…という時期でしたが
レストランの方のご尽力で、とっても素敵なケーキをご用意いただきました
キラキラの飴細工が可愛くておふたりもこの表情^^
美味しいお料理を囲みながら、懐かしい話をしたり 笑いあったり
そんな何気ないけれどかけがえのない時間の中で
家族っていいなと改めて感じられる結婚式でした
周りの人への心遣いとご家族を尊重するおふたりだからこそ
ふたりもみんなも背伸びせずに過ごせる1日だったなと思います
この日がおふたりとご家族の記憶に
あたたかな光として残り続けますように
Produced by Moe Aoki